Hysterik Nature ”TEN”

株式会社レントゲンヴェルケ/レントゲン芸術研究所準備室は来たる2024年1月14日より、今秋金澤水銀窟でスタートした連続展、Hysterik Natureを調布深大寺玄趣庵に巡回致します。

Hysterik Nature”TEN”

家長百加/ 石黒 昭/ 亀井 徹/ 児玉香織/ 坂田あづみ/ 佐藤裕一郎/ 寺澤季恵/ 悠/ 原 智/ 平井武人/ 松本 涼/ 満田晴穂/ ミヤケマイ/ Mrs. Yuki/ 村本真吾/ 森本愛子/ Röntgen collection

2024/1/14-28 13:00-18:00

金土日曜日のみ一般開廊 月〜木曜日はeメール、お電話によるご予約にて開廊致します。

玄趣庵

東京都調布市深大寺北町2-36-4

090-1840-0063/ roentgen@gol.com

経路・地図

https://www.facebook.com/photo/?fbid=362295859501760&set=pb.100071640456041.-2207520000

古くから日本人は「花鳥風月」などと称し、様々な手法で自然を題材にした表現を世に送り出してきました。四方を海に囲まれ、豊かな土壌、眼をみはる四季の変化と、その美しさは様々な表現者に多くの衝動を与えてきました。しかし今世紀に入って以降、大地震、大津波、大型颱風、酷暑に豪雪と、我々はのんびりと「愛でる」などという態度で自然に対峙できる時代ではなくなっていた事に気づきました。病的な興奮状態の自然現象を前に、我々は怯えるばかりです。こうした時代、その「自然」をあえて主題とした作品を中心に集めた今展に、新しい時代における「花鳥風月」として「Hysterik Nature」という題名を与えます。一方「Hysterik Nature」には精神や身体的機能が意識から乖離し、制御できなくなった本性、本質といった意味もあります。繰り返される表現活動のうち、ある特異点に於いて突然に獲得される表現方法、またその美といったものもまた「Hysterik Nature」と定義します。今展は、世界的には12万年ぶりという歴史的猛暑の記憶新しい秋に金澤水銀窟ではじまり、いきなりの豪雪に見舞われたこの冬の東京巡回から後半に入ります。昭和初期の数寄屋建築「玄趣庵」にて今の「自然」表現の数々、是非御高覧下さい。                                   

ー「Hysterik Nature」キュレーター:池内務